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Androidアプリ「幹事くん」を作った理由|飲み会・イベントの幹事作業を楽にしたい個人開発記録

はじめに

飲み会やイベントの幹事をするとき、意外と細かい作業が多いと感じることがあります。

参加者を確認したり、会費を計算したり、支払い状況を整理したり、当日の流れを考えたりする必要があります。

人数が少ない場合はメモ帳やLINEのやり取りだけでも管理できます。
しかし、人数が増えてくると、誰が参加するのか、誰が支払い済みなのか、合計金額はいくらなのかが分かりにくくなることがあります。

そこで、幹事作業を少しでも楽にするために、Androidアプリ「幹事くん」を作成しました。

この記事では、アプリの宣伝ではなく、なぜこのアプリを作ろうと思ったのか、どのような機能を入れたのか、個人開発でどのような点を意識したのかをまとめます。

幹事作業で面倒だと感じたこと

幹事作業で一番面倒だと感じるのは、情報がいろいろな場所に分かれてしまうことです。

たとえば、参加者の返事はLINE、会費の計算は電卓、支払い状況はメモ帳、店の情報はブラウザ、というようにバラバラになりがちです。

その結果、当日になってから次のような確認が発生します。

  • 参加者は何人か
  • 会費はいくらにするか
  • 誰が支払い済みか
  • 未払いの人は誰か
  • 合計金額はいくらか
  • 店への支払いと集金額が合っているか
  • 端数をどうするか

こうした作業は一つひとつは難しくありません。
しかし、イベント当日は会話や移動もあり、落ち着いて確認しにくいことがあります。

特に会計時に金額が合わないと、後から確認するのが大変になります。

アプリで解決したかったこと

「幹事くん」で解決したかったのは、幹事作業をすべて自動化することではありません。

最初から多機能にしすぎると、入力項目が増えて逆に使いにくくなります。

そこで、まずは以下のような基本的な作業をスマホ上で整理できることを目指しました。

  • イベント情報を登録する
  • 参加者を管理する
  • 会費を計算する
  • 支払い状況を確認する
  • 集金状況を一覧で見る
  • 必要な情報をすぐ確認できるようにする

重要なのは、幹事が当日に迷わず使えることです。

高機能な管理ツールではなく、スマホで簡単に確認できるシンプルなアプリを目指しました。

想定した利用シーン

このアプリは、主に次のような場面で使うことを想定しました。

1. 飲み会の幹事

一番分かりやすい利用シーンは、飲み会の幹事です。

参加者を登録し、会費を設定し、支払い済みかどうかを確認できるようにします。

人数が多くなると、誰が支払ったかを覚えておくのが難しくなります。
アプリ上でチェックできるようにすれば、確認漏れを減らせます。

2. 社内イベントや打ち上げ

社内イベントや打ち上げでも、参加者管理や会費管理が必要になることがあります。

特に、後から参加者が増えたり、キャンセルが出たりすると、合計金額や一人あたりの金額を再計算する必要があります。

そのような場面で、スマホ上で簡単に人数と金額を確認できると便利です。

3. 友人同士の集まり

友人同士の旅行、食事会、スポーツ観戦などでも、代表者がまとめて支払う場面があります。

そのときに、誰からいくら受け取ったかを記録できると、後から確認しやすくなります。

最初に考えた機能

最初に考えた機能は、以下のようなものです。

  • イベント登録
  • 参加者登録
  • 会費設定
  • 支払い済みチェック
  • 未払い一覧表示
  • 合計金額表示
  • メモ欄
  • イベント履歴

この時点では、かなり基本的な機能に絞っています。

本当は、割り勘計算、端数調整、LINE共有、参加者への通知、複数イベント管理なども考えられます。

しかし、最初からすべて入れると、開発量が増えるだけでなく、操作も複雑になります。

そのため、最初のバージョンでは 「参加者と支払い状況を分かりやすく管理する」 ことを優先しました。

MVPとして優先したこと

個人開発では、最初から完成形を作ろうとすると時間がかかります。

そこで、「まず使える状態にする」ことを意識しました。

最初は、便利機能よりも基本機能を優先しました。

「最低限これがあれば幹事作業で使える」という範囲を決めることで、開発を進めやすくしました。

画面構成で意識したこと

「幹事くん」では、スマホで素早く確認できることを重視しました。

そのため、画面構成はできるだけシンプルにしました。

想定した画面は以下です。

  • イベント一覧画面
  • イベント作成・編集画面
  • 参加者一覧画面
  • 参加者追加画面
  • 支払い状況確認画面
  • 設定画面

特に大切なのは、参加者一覧画面です。

幹事が一番確認したいのは、誰が参加していて、誰が支払い済みなのかです。

そのため、参加者ごとに支払い状況がひと目で分かるようにすることを意識しました。

デザインで意識したこと

幹事作業中は、じっくり画面を見る時間が少ないことがあります。

そのため、デザインでは以下を意識しました。

  • ボタンを分かりやすくする
  • 支払い済みと未払いを見分けやすくする
  • 文字を小さくしすぎない
  • 入力項目を増やしすぎない
  • 操作回数を少なくする
  • 色で状態が分かるようにする

アプリの見た目をおしゃれにすることも大事ですが、幹事アプリでは「すぐ確認できること」の方が重要だと考えました。

入力項目を増やしすぎないようにした理由

管理アプリを作ると、つい入力項目を増やしたくなります。

たとえば、参加者に対して以下のような情報を入れたくなります。

  • 名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 支払い方法
  • 支払い日時
  • メモ
  • 参加ステータス
  • 金額調整
  • グループ名

しかし、入力項目が多いと、使い始めるまでのハードルが上がります。

幹事作業を楽にするためのアプリなのに、入力が面倒だと使われなくなります。

そのため、最初は必要最低限の項目に絞ることにしました。

基本は、

  • 名前
  • 会費
  • 支払い済みかどうか
  • メモ

程度でも十分使えると考えました。

開発で意識したこと

個人開発では、機能だけでなく、後から修正しやすい構成にしておくことも重要です。

最初の段階では、以下を意識しました。

  • 画面ごとの役割を分ける
  • データ構造をシンプルにする
  • イベントと参加者を分けて管理する
  • 後から機能追加しやすいようにする
  • 最初から複雑な構成にしすぎない

たとえば、イベントと参加者を同じデータとして扱うと、後から管理しにくくなります。

そこで、イベント情報と参加者情報は分けて考えるようにしました。

想定したデータ構造

簡単に考えると、必要なデータは以下のようになります。

イベント情報

項目内容
イベントIDイベントを識別するID
イベント名飲み会名やイベント名
開催日イベントの日付
店名任意で入力
会費一人あたりの金額
メモ補足情報

参加者情報

項目内容
参加者ID参加者を識別するID
イベントIDどのイベントの参加者か
名前参加者名
支払い済み集金済みかどうか
個別金額必要に応じて調整
メモ補足情報

このように分けることで、1つのイベントに複数の参加者を紐づけることができます。

作ってみて感じたメリット

実際にこのようなアプリを考えてみると、幹事作業は意外とアプリ化しやすいテーマだと感じました。

理由は、作業の流れが比較的はっきりしているからです。

基本的には、

  1. イベントを作る
  2. 参加者を登録する
  3. 会費を設定する
  4. 支払い状況を記録する
  5. 当日に確認する

という流れになります。

この流れを画面に落とし込むことで、アプリの構成も考えやすくなりました。

難しいと感じたこと

一方で、難しいと感じた点もあります。

1. どこまで機能を入れるか

幹事アプリは、考え始めると追加したい機能がたくさん出てきます。

  • 割り勘計算
  • 端数調整
  • 個別会費
  • 立替管理
  • LINE共有
  • CSV出力
  • 履歴管理
  • テンプレート保存

どれも便利ですが、すべて入れると複雑になります。

そのため、最初は「支払い状況を分かりやすく管理する」ことに絞るのがよいと感じました。

2. 金額計算のパターンが多い

会費は単純に全員同じとは限りません。

たとえば、

  • 男性と女性で金額が違う
  • 学生だけ安い
  • 遅れて参加した人は少なめ
  • 主賓は無料
  • 端数を幹事が負担する

など、実際の場面ではいろいろなパターンがあります。

最初からすべてに対応するのは大変なので、初期版ではシンプルな一律会費を基本にするのが現実的だと考えました。

3. 使いやすさと機能数のバランス

便利な機能を増やすと、画面が複雑になります。

一方で、機能を減らしすぎると、実際の幹事作業では物足りなくなる可能性があります。

このバランスを取るのが難しいと感じました。

今後追加したい機能

今後、機能を追加するなら、以下のようなものが考えられます。

ただし、すべてを一気に追加するのではなく、実際に使いながら必要なものを少しずつ追加する方がよいと考えています。

個人開発で学んだこと

「幹事くん」を作る中で感じたのは、アプリ開発では機能の多さよりも、使う場面を具体的に考えることが大切だということです。

幹事アプリの場合、ユーザーは落ち着いた状態でじっくり入力するとは限りません。

飲み会の直前や会計時など、短時間で確認したい場面もあります。

そのため、画面の見やすさ、操作の少なさ、確認のしやすさが重要になります。

これは、他の個人開発アプリにも共通する考え方だと感じました。

まとめ

今回は、Androidアプリ「幹事くん」を作った理由と、開発時に考えたことをまとめました。

幹事作業では、参加者、会費、支払い状況など、細かい情報を管理する必要があります。

「幹事くん」では、その中でも特に、

  • イベント情報の管理
  • 参加者の管理
  • 会費の確認
  • 支払い状況のチェック
  • 未払い者の確認

をシンプルに行えることを目指しました。

個人開発では、最初から多機能にするより、まずは使う場面を明確にして、必要な機能に絞ることが重要だと感じました。

今後も、実際の利用シーンを考えながら、少しずつ改善していきたいと思います。

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